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①仮組み
購入は2022年9月ですが、その時点ではシナンジュが仮組み中。
実際にジオングに着手したのは2023年の8月で、仮組み完了が2024年の2月。
これだけの作業に約6ヶ月かかったことになります。
とはいえ作業中断してた時間が大半なので、実作業時間は2週間にも満たないとは思いますが…我ながら作業ペースが遅いw
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なんとか組み上げたので、塗装のイメージはしやすくなりました。
この時点では、フレームは一通り塗装、クリアパーツの外装には蛍光塗料でなんらかの仕掛けをしたいな、と考えていました。
蛍光塗料を使った先行作例はたくさんあるので、なにか少しでもオリジナリティを出したいところですが、考えすぎて完成しない、というパターンに陥らないよう気をつけたいと思っていましたが、ここから完成までさらに1年かかってしまいましたw
②分解
ようやく仮組みが完了したところですが、次は塗装のために一度分解を…と作業していたところ、

クリアパーツがバッキバキに割れてしまいました。
私も普通のキットの場合は仮組み後の分解を考慮し、ダボピンを短めに切るなどしておくのですが今回はクリアパーツなのでやっていませんでした。
今から考えるとダボ穴の方を広げておくべきだったようです。
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とりあえずこんな感じで修復できましたが、跡は残ってしまいそうです。

さらに、こちらは部品が外れた瞬間に握り潰すような形で折ってしまいました…。
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左が正常な部品、右が折れた部品を接着して補修したものです。
接着剤でだいぶ表面を荒らしてしまったので、完全接着後にヤスリでどこまでリカバリーできるかが勝負です。
これら以外にもダボピンが折れてしまった箇所が複数ありますが、折れたピンが小さすぎるので接着するのは断念しました。
製作開始前に他の方の作成記事にはそこそこ目を通したつもりだったんですが、こういう話は見た記憶が無いんですよね。
見たけど記憶に残らなかっただけなのか、他の方はこんな初歩的なミスはしない、ということなのか…。
後述しますが、この後もさらに外装パーツを割り、ダボピンも折れまくりました。
③フレーム塗装
ガイアカラーのガンメタル でフレームの塗装を行いました。
成形色とほとんど同じような色なので塗る意味あるのか?と悩みましたが、結果的には塗って正解だったかなと思います。
やはり高級感が雲泥の差ですし、パーツによってはウェルドラインが目立っていたので、これを見えなくできることもメリットでした。
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④部分塗装
次は塗装したフレームへの筆塗り部分塗装と、メインバーニア周りに蛍光塗料での塗装です。
フレームの部分塗装
使った塗料は 4アーティストマーカー の コッパー(4mm) と シルバー(2mm)。
コッパーも2mmが欲しかったのですが、商品自体が存在しないので仕方なく4mmを購入。
塗料皿にインクを出し、エナメル塗料用の溶剤でほんのちょっとだけ薄めてから100均の使い捨て筆で塗っています。
実は、筆塗りはほとんど経験が無く、今回が初めてに近かったりします。
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
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引きで見るといい感じに見えますが、アップにするとかなりのムラ、はみ出しがあります…。
やり直したい気持ちもありますが、完成させることを重視して目をつぶります。
フィニッシュマスターRがとても良い
とはいえ、はみ出しくらいは修正しようと極細綿棒で作業していたのですが、極細でもしょせんは綿棒なので、あまり細かい作業には向きません。
そんなとき、ガイアノーツの フィニッシュマスター極細R を買っていたことを思い出し、早速使ってみたところ、これが素晴らしく良い商品でした。
作業動画をどうぞ
動画でも分かる通り、断面がL字状の箇所でも隅に塗料が残らず、しっかりと拭き取ることができています。
拭き取り前後の比較静止画も置いておきます。
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(よく見ると拭き取った箇所の右上、拭き取り残しがありますね。
この記事を書いていて初めて気付きました。やっぱり静止画のアップは見ないほうがよい…)
このフィニッシュマスターRの先端パーツ、溶剤で洗えば繰り返し使うこともできるので、経済性も優れています。(そもそも先端パーツは12個入りとなかなかの大盤振る舞い)
本来は墨入れ後の拭き取りがメインの目的ですが、商品説明によると
・汚しの表現
・フィギュア、ドールのメイク
・エアブラシの洗浄
にも使えるとのこと。
確かにエアブラシの洗浄は悩みの種だったので、次からはこれを使っていこうと思います。
メインバーニアの塗装
こちらはこの時点では未完成のため画像は1枚だけで。
緑、青の蛍光塗料で塗り分けしたものに、UVライトを当てて撮影しています。
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緑の方はラッカー塗料の下地の上にエナメル系蛍光塗料を、青の方は下地なしのためラッカー系蛍光塗料を使っています。
塗ってみて気付いたのですが、
・エナメル系:ツヤがあって発光が強い
・ラッカー系:マットな仕上がりで発光は弱め
となりました。
おそらくは塗り方の問題ではなく、塗料の特性だろうと思われます。
下地を塗るのが面倒だったのでラッカー系蛍光塗料を使ったのですが、ちょっと失敗だったかなと。
これはさすがに塗り直しするかもしれません。(と思っていましたが結局そのまま完成に至りました)
ハンドスタビライザーは…
別記事で紹介していたハンドスタビライザー を使ってみたのですが…今回の作業内容だと手ブレは問題にならなかったので、残念ながら効果が感じられませんでした。(モノの良し悪しではなく、今回の作業には必要なかった、という意味です)
⑤完成
唐突ですが、いきなり完成です(2025年2月)。
作業しながら途中経過の写真を撮る、という行為自体が私には向いていないようですw
まずはプロモーションビデオをどうぞ!
まずは通常照明での撮影。
言われなければ「素組み無塗装」に見えるんじゃないかと。
(画像だと分かりづらいですが、実物を肉眼で見るとそこそこ色が着いているのは分かります)
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続いてブラックライト照明での撮影。
「一般的なジオングのカラーリング」そのままのイメージで発光させられたかなと思います。
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真正面から
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スカート部など、スミ入れしているようにも見えますが実際にはやっていません。
エアブラシで均一に塗っただけです。
「アクリル板に光を当てると断面だけが光って見える」のと同じような効果が現れているようです。
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ちょっとアップで。
ビーム発射待機状態、を表現しようかと蛍光イエローで指先を塗ってみたんですが、あまり目立ってませんしイマイチでしたw

ちなみにブラックライトも消すとこんな感じになります。
蛍光塗料の効果がより確認してもらいやすいかと。
暗闇からうっすらシルエットだけが浮かび上がっていて「いかにもラスボスの登場シーン」っぽくて個人的には気に入っているショットです。
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上の画像を真後ろから見た場面(ブラックライトあり)
ブラックライトと言っても紫外線だけを出してくれる照明はなかなか無いので、どうしても紫色の可視光も出てしまいます。
その可視光成分がガンメタルで塗装した箇所(バーニアで囲まれた中央あたり)を照らすのでちょっと光って見えますね。
(ちなみにこの画像だけは背景を消すために加工してあります。逆にいうと他の画像はすべて無加工です)
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失敗ポイント
1. ダボピンが折れまくる
前の方でも書いたとおり、外装パーツを外そうとしてパーツ自体を割ってしまい、ダボピンも折れまくりました。
この画像のパーツが一番被害が大きく、中央あたりで折れたのを接着して補修しています。
さらに固定用ダボピンが全部折れてしまったので、両面テープで固定するはめになりました(赤矢印の2箇所)
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2. 塗料の漏れ出し
同じく前述のとおり、指先の穴の中を蛍光イエローで塗ったのですが、側面に漏れ出して来てしまいました。
このパーツはRGジオングの特徴の一つでもあるのですが、フレームと外装がランナー上で一体成型されているという特殊な構造です。
この漏れ出した塗料も、パーツの外側ではなく、分解できないフレームと外装の隙間に流れ込んでしまっているので、リカバーの方法がありません。
私の場合は下処理をせずにいきなり蛍光塗料(しかもエナメル系)を塗ってしまったため、漏れ出しが強く起こった可能性があります。
もし同じように指先の穴の中を塗るなら、まずクリアー塗料で穴内部を塗装して漏れ出す隙間を埋めておけば、ほとんど防げると思います。
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塗装レシピなど
フレーム:ガンメタル
部分塗装:4アーティストマーカー:コッパー(4mm)、シルバー(2mm)
外装:蛍光ブルー、蛍光レッド の2色を比率を変えて使用
ブルーをメインにレッドを1滴ずつ加えてかき混ぜ、ブラックライトで色を確認しながら調色しました。
レッドを加えていくと徐々に白っぽく光ってくるのが分かると思います。
通常光で確認しても普通の青〜群青色くらいにしか見えないです。(紫にすら見えない程度)
胸、肩(青)
濃い部分:蛍光ブルー
やや薄い部分:蛍光ブルーと蛍光レッドを30:1程度
本体(グレー)
やや薄い部分:蛍光ブルーと蛍光レッドを10:1程度
濃い部分:やや薄い部分をベースに蛍光レッドをさらに数滴
※蛍光塗料はすべてガイアカラーを使っています。
特に蛍光ブルーと蛍光レッドの調色はメーカーが違うと結果が変わる可能性が高いです。
角など赤い部分:蛍光レッド
前腕後部の黄色部分:蛍光オレンジ
モノアイ:エナメル蛍光ピンク
指先内部:エナメル蛍光イエロー
トップコート:GSIクレオス 水性クリアー 光沢
なんとなく水性を使いましたが、大した意味はありません。
ガンダムデカールNo.131 RG 1/144 ジオング用 :残念ながら公式サイトでは品切れです。
通販サイト系はかなりのプレミア価格になってしまっているのでご注意ください。
ちなみに私、水デカールを本格的に貼ったのは今回がほぼ初めてです(以前はめんどうなので貼っていなかった)。
今回貼ってみて、Mr.マークセッターとフィニッシュマスター極細Rは絶対に用意した方が良い、と思いました。
デカールの糊だけだと粘着力不足なのか、貼ったつもりがいつの間にか無くなっているケースが多々ありました。
また、フィニッシュマスターは塗りすぎたマークセッターの除去、デカールの密着、双方にとても役立ちました。
個人的には2つとも超オススメです。
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