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偶然見たnippperの記事
Amazonで見つけた「格安デカール用紙」を試してみた!!/TransOurDream レーザープリンター水式デカール
自作できる、ということ自体を初めて知りました。
この記事を見た23年9月頃はかなり安かったのですが、24年6月現在は1.5倍近い価格になってしまいました。
こんなところにも物価高の影響が…。
印刷手段
しかし、肝心のプリンターが無い…。
いや、あるにはあるのですが、ごく偶にしか使わないためインクが駄目になっていて、インクを交換すると結果的に高くついてしまうのでイマイチ。
なので、普段はもっぱらコンビニプリントを使っているのですが…こちらは用紙持ち込みが不可。
用紙持ち込み可の印刷サービスは無いかと探してみたところ、キンコーズなら可能 との情報を発見。
これで必要な条件はクリアできたかなと思ったのですが…改めてキンコーズのサイトをよく読んでみると、なんと持ち込み手数料として2,200円が必要になっていました。
どうやら以前は不要だったものが、2021年頃に現在の形に変わったらしい。
「セルフPCレンタル」を使った印刷サービスの最低料金が500円ちょっとなので、2,200円のオプション料金はさすがに高い。
まぁ一度紙詰まりが発生してしまうと結構な手間が取られるでしょうから「気軽に使ってほしくない」という意志が現れた料金設定なのだろうな、と思います。
その他、秋葉原制作所 はレーザープリンタ対応でさえあればデカール紙への印刷もOK、と明記されている上に、最安500円未満で印刷できそうです。個人的には若干遠いのがネック。
ようやく自作に挑戦
自宅プリンターのインクを交換したのでようやく自作にチャレンジしました。
改めて、使用したデカール台紙は TransOurDreamのインクジェット用水転写シート、プリンタは HPのENVY 6020 です。
が。
カラーインクを交換したと思ったら黒インクもほとんど無くなっていたようで…せっかく印刷したのに黒が出ませんでした。
実際に印刷したものがこれです。
お判りかとは思いますが、左上のは比較用に置いた印刷元データになります。
「A.E.U.G.」が白抜き文字になってしまいました。
これは台紙もプリンタも悪くないので「元からこういう意図のデカールだった」と思って見てください。
作成手順
1. 元データを用意する
自作ですので作りたいデカールの元データは自分で用意します。
使用するソフトとしては、
・画像やシェイプ(□や◯の絵)の配置自由度が高い
・ページ設定で用紙サイズを指定できる
といった条件を満たしている物が使いやすいかと。
私はGoogleスライドを使用しました。
Googleスライドの欠点としては、テキストのフォントサイズを1以下にできない、という点があります。
フォントサイズ1以下の画像を作りたい場合は、テキストをスクリーンキャプチャで画像化してから貼り付けし、その画像を小さくする、という手が使えます。
なお、元データ作成にあたっての一番の注意点は「白のデカールは作れない」ということです。
一般的なプリンタは「白い紙に印刷する」ことを前提としているため、白は「なにも印刷しない」ことで表現しています。
デカール作成では透明な台紙を使うため「なにも印刷しない」とそこは透明になります。
また、台紙が透明なので発色はどうしても弱いですし、貼った場所の色も透けて見えます。
ですので、色は出来るだけ濃い色を使うことをオススメします。
貼る場所の色が白の場合は比較的大丈夫ですが、暗色系の場合はほとんどデカールが見えない可能性があります。
他にも、赤の場所に青のデカールだと紫に見える、といったことも起きます。
2. 台紙に印刷する
ここはプリンタの特性にも影響されるので各自で試していただくしかないかと思います。
共通の注意点としては、台紙をセットするときは裏表を間違えないように、と、乾燥時間はしっかり取る、くらいでしょうか。
私は時間的な都合もあったため、丸1日以上乾燥させました。
3. クリアコートする
私はエアブラシを使ってラッカー系の ガイアカラー No. 007 クリアー を3倍程度に薄めて吹きました。
いわゆる砂吹きから始めて、4〜5回重ね吹きしています。
台紙やインクが溶けたり流れたり、ということもありませんでした。
クリアコート後もしっかり乾燥させた方が良さそうです。
以降は普通のデカールと同じで、カットして、水に漬けて、貼る、です。
実例
カットして15秒ほど水に漬けたあと、台紙からデカールをずらしたところ。
台紙からデカールを剥がしたところ。
実際に貼ったところ。
貼ったところをもう1枚。
とりあえず貼ってみただけなので、トップコートはしていません。
自作してみての感想
プリンタの性能にも左右されるとは思いますが、出来上がり自体は悪くないかと思います。
画像のようにここまでアップにして見ることは普通はありませんし、作成手順で挙げた注意点にさえ気を付ければ十分使い物になるかと。
市販品にはないオリジナルデザインのデカールが欲しい、という場合には試す価値があると思います。
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