amebaブログに投稿した記事を編集して再掲しております。
※こちらはMGクラスの撮影用ですが、小型ブースの記事 もあります。
最近は本筋のプラモ作成は全然進められていません。
一方で、こんなものを作ってました。
簡単・省スペースな自作撮影ブース
このブースの最大のメリットは、収納性です。
このように、真っ平らにできます。
「家具と壁の隙間」などに入れておけるので、邪魔になりません。
寸法としては、
ブース展開時
横幅：58cm、高さ：42cm、奥行：62cm＋反射板：21cm
収納時
横幅：100cm、高さ：83cm、厚み：1cm以下
といったところです。
作成経緯
このブログ用のプラモデルや、メルカリ出品用に撮影機会が増えたのですが、どうにもうまく撮れていない。
手始めに背景用シートを購入したのは良いのですが、今度は影の落ち方が気に入らない。
それならと面光源タイプの照明を購入して照明の当て方をいろいろ工夫してみたのですが、これもなかなかうまくいかない。
照明の数や反射板を増やす方向の解決策では出費がかさんだ挙げ句に結局気に入らない、という可能性もあるし、それならいっそ専用ブースを購入したほうが…と考えたところで「自作できるのでは？」と思い至った次第です。
したがって、今回作成した撮影ブースは「面光源タイプの照明」を使うことが前提です。
他の照明でどれくらい効果があるかは未確認ですので、その点はご注意ください。
材料
・大きめのダンボール
・アルミホイル
・テープ類
・背景用シート
・棒（ブースの横幅より5cm以上長いもの）
・針金（無くてもOK）
などです。
新規に購入したのはシート（白・黒の2枚で1,300円）と棒（110円 x2）だけで、他は元々あったものなので、費用としては約1,500円。
では実際に作っていきましょう。
ダンボールの加工
①まずは↓の画像における「撮影ブース完成時の向き」ですが、
床側：ブース正面
右側：ブース床面
左側：ブース天井面
上側：ブース背面
となります。
これを踏まえて加工していきます。
②青の破線で囲った場所、ブース天井面の背面側を、2cm程切り取ります。
最終的にはこんな感じになります。
ここから背景用シートをぶら下げる訳です。
③赤で囲った4箇所にテープを貼ります。
本来なら内側に折り込む部分ですが、折り込めないように固定してしまいます。
（反対側は反射板として利用するので、固定せずにおきます）
アルミホイルの貼り付け
↓の画像では、①の状態から上下を入れ替え、テープで止めた側（ブース背面側）が床に向いているのでご注意ください。
④ダンボールの内側に、クシャクシャにしたアルミホイルを貼ります。
・赤で囲った箇所はブースの本体になるので、貼り付け必須です。
・青の箇所は、内側に折り込んで反射板として利用する想定なので、貼る貼らないは好みでどうぞ。
（私も天井側は貼っていません）
・緑の箇所は、私の場合は背景用シートで隠れるためそのままにしています。
反射板として使うことも出来ますし、邪魔な場合は切り取ってしまっても良いかと思います。
・ブースの床面についても、背景用シートで隠れるのでそのままです。
アルミホイルの貼り付け方については、大雑把で大丈夫です。
多少の隙間が空いたりしてもほぼ影響はありません。
背景用シートの準備
⑤背景用シートの横幅を、ブース内側の横幅に合わせてカットします。
ブース内側の横幅よりも1cm程度短くした方が取り回しが楽だと思います。
⑥カットした背景用シートに棒を取り付けます。
棒がシートの左右にそれぞれ2cm以上ははみ出すようにしてください。
棒への固定は、それほど強度は要らないので、テープで貼る程度で大丈夫です。
基本的にはこれだけで完成です。
使い方
- ④でアルミホイルを貼ったダンボールを撮影場所に移動
- ⑥で棒に取り付けた背景用シートを、ブース背面側から入れて正面まで引き出す
- 棒を②の隙間に引っ掛け、背景用シートの角度などを調節 ※棒が落ちやすい場合は②の画像のように針金で押さえるなどしてください。
欠点としては、ダンボール単体では自立出来ないので、なにかで支える必要があります。
正面の折り込み部分を反射板として使った場合。
反射板の角度はテープの貼り付け位置で調整という大雑把さｗ
効果のほどは？
以前に撮影したもの
今回のブースを使ったもの
白背景だとこのとおり、影の出方の違いが一目瞭然です。
ライティングの工夫の余地はまだまだありそうですが、とりあえず満足です。
以前に撮影したもの
今回撮影したもの
黒背景だとあまり違いが分からない…というか好みの世界ですかね。
自作は面倒、あるいはもっと小さいのが欲しい、という方は こちら の記事をどうぞ。
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